こんばんは。ミーア(@shufumeer)です。
今、日本はコロナウイルスのニュースでもちきりですよね。
ミーアは前もブログでコロナウイルスのことを取り上げましたが、思うところがいろいろあります。
前半は私の完全な愚痴になるので、対策についてだけ読みたい方は、最後のブロックに飛んでいただければと思います。
前半は荒れてるから注意だよ
「凝り固まった考え」と言われた件について
まず、情報の取捨選択は必要です。煽るような情報も多い中、デマのようなものを盲信しないことは必要です。
でも、私は必ずしも中国の対応が悪いからあそこまで感染が拡大したとは思いません(初動は遅れたとは思います)。「日本では武漢のような状態にはならない」とも全然思わないし、中国の医療レベルが低いということもないはずです。
確かに、街中の衛生状態は日本より悪いです。ですがそれだけで果たしてこんなに感染が拡大するでしょうか。恐らく、心の中ではみんなどこかでそう思って不安になっていることでしょう。
極端なことを言うと、思い切って仕事を休むことも必要な状況になっていると思います。
うちの会社はテレワーク対応ももちろん検討しないし、時差出勤しても職務上何も問題がない業務なのに、時差出勤の対応すらありません。このまま出社拒否しようかといっときは思いました。
私は毎日1時間半かけて通勤していて(近くには住めない事情があるのですがこれは自己責任だし、仕方がないことです)自家用車もないので車通勤は不可能で、ラッシュは避けられません。
呼吸器が弱いし、体も弱いので、正直コロナウイルスにかかったらいち早く体がやられるのではないかと思いました。でも「しばらく会社を休もう」という結論は結局出せませんでした。
「私が出勤をやめても同僚は出勤する。誰かが私のせいで大変な思いをするし、同じ職場の人が私の分も犠牲にならないといけない」と思うと苦しいし、申し訳ないからです。
でも、本当にそれだけの理由です。会社から通達が出されない限り、私たち一社員には閉鎖することはできません。
責任感の強い同僚たちは、自分一人の都合で自主的に休もうとは思っていません。(私は思いましたが、みんなはやらないと思います)
そうなると、どうなるかというと、今も仕事の件で私のところには沢山のメールが来ていますが、私が仕事を休むとこれらの対応がすべて遅れ、その結果他の人に対応を強いることになります。
これを、心配だからとか予防したいからという自己中心的な考えだけで他の人に押し付けることはやはりできません。
今こんな状況で人混みで仕事をしたくはありませんが、この組織で従業員として働く決断をした以上、もう仕方がありません。
もちろん、事業を縮小できるかどうかは職業にもよると思いますし、医療や福祉施設、インフラなど休止できない仕事もあると思います。それは理解しています。
でも、私の考えとしては、可能な限り「今生きるために行く必要がある」施設以外の人が集まる施設・イベントは休止したほうがいいと思います。
学校もそうです。教育が行われないと困るのは事実だしもちろん必要ですが、しばらく学校を閉めたところで生命の危機に関わるわけではないです。
私も、「健康面の余裕」があってこそ初めて人々が利用できる場所で働いています。柔軟な対応が求められていると思います。
こういうことを言ったら、ある人に「考え方が凝り固まっている」と言われました。
ウイルスを過剰に恐れすぎて経済活動が止まることを簡単に考えてはいけないと言いたいのでしょう。そういうふうにしたら、国民みんなが困ると。確かにそれは一理あります。
「身近に感染者が多く発生しているわけでもないのに、過剰反応だろう」と思うのでしょう。
では、雪まつりで感染拡大した件はどうでしょうか。当時、北海道に今のように多くの患者が発生していたか?というと、していませんよね。雪まつりを中止していたとして、その中止が過剰反応だったとは私は思いませんし、結果今こうなっている以上やりすぎということにはならないでしょう。
確かに、経済的には相当なダメージだし、自治体や近隣の施設にとって損失は大きいと思いますが。
今そういうことを言っていられるフェーズなのでしょうか。
武漢の例を見ていなければそこまで想像できなくても仕方がないかもしれませんが、前例から学べるものは私はかなりあると思うのです。
まずはイベントの中止や事業の縮小化を考え、もしそれがどうしても難しいのならば最大限に対策をとってほしいです。幹部の人だけではなく、みんなにそういう意識を全員にもってほしいです。
ここに来てもまだ「正常性バイアス」ですか?
自分がもし本当に今日感染するかもしれないと思うと怖いですよね。
なぜ怖いかというと、命に関わるからです。
もちろん、どんなことをしていても家にいても命に関わる可能性は0ではありません。このあと地震が起こるかもしれないし、コロナウイルスではない病気で倒れるかもしれません。
でも、これまで感染した例を見ると、満員電車やバスに乗ったり人混みを通ったり近い距離で接客することにより、確率的にはかなり上がります。
感染したら、重症化する確率も低くはないということは報道を見たらわかります。
正常性バイアスの話は大分浸透してきていると思いますが、自分だけは大丈夫だと思ってしまう心の仕組みのことで、意外と「ウイルスは怖いけどまあ身近にはいないし大丈夫だろう」と思っている人も多いのではないかと思います。
私は今まで行きてきた中で一番危機を感じたのは、外国でボランティアをやっている時に野生のサイに出くわした時と、同じくボランティア先で2週間も下痢が止まらずにずっとトイレに行きっぱなし、薬もなく、もしかして死ぬんじゃないかと思ったことがありました。
サイについては危機一髪襲われずにすみ、酷い下痢については現地のオフィスのリーダーがバイクで1時間かけて病院に連れて行ってくれて抗菌剤をもらってなんとかなりましたが(それがなければ、私は治っていなかったと思います)。
でも、正直今は、その時よりも全然危機的なものを感じています。
それも自分一人だけの問題ではなくて自分の身近な人も全員、世界全体が関係ある問題なので。
中国が国をあげて対策をとり、正直ここまでやるとは・・・と思うくらい凄い対策をしていますよね。武漢封鎖しただけではなく、他の都市でも厳重な措置がとられています。
そこまでしてやっと効果が上がってきて、感染者数が減少傾向にあるということです。
一連の報道でも明らかなように、かなり感染力が強いのはみんな分かっているはずです。でも、それでもなぜ自分が通勤ラッシュの満員電車や人混みで感染しないと思えるのでしょうか。
そう思った上で、使命感を感じて仕事に行っている人が大半なら、本当に素晴らしいと思います。
でも私の上司は残念ながら「各地でイベントを中止にするかしないかという話があるけど、開催してうつるとかうつらないとかそういう問題ではない」と言っていました。
じゃあ一体どういう問題だよって感じなのですが、聞いた瞬間呆気にとられ、何も聞けませんでした。
そのあと「万が一感染者が出た時、何も対策しなかった、中止にしなかったと指摘されるのを避けたいだけ」というようなことを言っていたのですが、それの何がいけないのでしょうか。
実際、空気の悪い屋内において人が近距離で密集するイベントで感染拡大が起きています。
そういった機会を少なくするのが必要なのではないのでしょうか?
上司の考えを聞いた後、私よりもかなり年上の先輩もなぜかそれに同調していて「みんな大げさに騒いでいるけど、致死率0.2%でしたっけ?インフルエンザより怖くないのに」と言っていました。
はあ??って感じです。その方はご自身も闘病経験があるのに、なぜそこまで楽観的になれるのかわかりません。
危険が自分の身にも迫っていると思っているような口ぶりではありませんでした。私の母親も同じように思っているようで、本当に残念でした。
確かに怖がっても感染を防げるわけではないので、怖がればいいという話ではありません。
でも、怖いウイルスだからなるべくできる限りの対策をできないかとみんなが理解して問題意識を持つことが大事だと思うし、こんなふうに捉えている人ばかりではないと思いたいです。
じゃあどうすればいいか
ここまで、興奮した物言いが続きましたが、外出の必要がある以上、具体的に何をすれば極力防げるのかを考えなくては仕方ないですね。
どうも。興奮はおさまったかい
知り合いの医療関係者にも対策方法を相談したので、ここで共有します。
まず、こまめな手洗いは可能な限りできます。手をあらえない環境では、アルコール除菌ができるウエットティッシュで手をふいて、家に帰ってからは手を洗う前にスマホを除菌シートで拭きます。
私もかなり顔を触るくせがあるので苦労していますが、出先でかゆかったりして粘膜をこすりたい衝動にかられても、必死で我慢です。目の近くについたゴミをとりたいとか、どうしても触りたくなったときは、面倒でもティッシュやウエットティッシュを使って触るようにしましょう。
マスクは、私も何店舗も回りましたが朝行ったら並んでいるほど品薄ですよね。ただ、もし在庫がお家にあるのなら、マスクをして意味無いということはないので、絶対にしたほうがいいと思います。
(「効果があまりない」という報道もありますが、マスクをしたほうがいいと言ったって手に入らない状況が続くので、なるべく混乱を避けようとしている意味もあるかもしれません。)
あとは、ガーゼマスクを洗濯で回して対応するのもいいと思います。私もまもなく在庫がなくなるので、そうする予定です。(自分で作る方法も色々と紹介されているので検索してみてください)
どうしても電車に乗らなければならない時(私もそうです)は、なるべく座る努力をしましょう。
座れなければ、ドアの付近に立っているのが一番ウイルスが入りやすいようなので、できれば座席の近くに立ちましょう。
ちなみに私は、早く起きれたらなるべく始発に近く空いている電車で行ったりもしています(時差出勤ないので早く職場についても報われませんが)。
さらに、職場に行くまでいくつかの路線を使って行かないといけないのですが、そのうちのひとつは2駅ほど乗るだけなので、歩いて40分ほどで着くため、大変ですがとても混んでいる区間で危険そうなので歩いています。
食べ物ですが、あまり水分をとらないのはよくないみたいなので、こまめに水分補給をします。
緑茶やカレーが良いとかいう噂もありますが、それで防げるということはないと私は判断しました。
ただ、緑茶に関しては飲まないよりは飲んだほうが良いと思います。
緑茶はカテキンが抗ウイルス作用があるのでインフルエンザの予防にはある程度良いとされている研究もあるからです。それだけで効果があるとか、無理に飲むようなレベルのことでないと思いますが。
特定の食べ物より、バランス良く野菜を多めに食べるように意識しています。
医師の樺沢紫苑さんが言っていましたが、案外抜けているのは十分な睡眠ですね。働いている人は忙しいかもしれませんが、7時間以上は寝るようにしましょう。
私もこの時期残業が多くて帰りが遅く、家に帰ってスマホを触ったりテレビを見たり色々したいときもありますが、免疫を高めるためにも早めに寝るようにしています。
ストレスをためるなと言っても難しいと思いますが、私はコロナが心配でニュースを見すぎてコロナウイルス疲れになってしまいました。しんどい時はニュースから一度離れましょう。
家の外にはあまり出ないようにするのもいいですが、換気は絶対にしたほうがいいです。寒いですが、こまめに換気をしましょう。
無事、コロナらしき症状がでなければ今週末は久しぶりにランニングをしようと思っています。外に出ること自体はNGではなく、むしろ運動したほうがいいでしょう。人混みを走るわけでなければ、あまりウイルスは気にしなくていいと思います。
これはもう言わずもがなですが、しばらく控えられるなら、スポーツジムのような屋内の閉ざされた空間はあまり良くないと思います。
最後になりますが、どんな仕事をしている人も少なからずコロナウイルスに関する対応に迫られたり、そうでなくてもとてもストレスが溜まっていると思います。
それは不可能だ!と思う人もいるかもしれませんが、無理なら休みましょう。
本当に悲しいことに、コロナウイルスの対応にあたっていた内閣官房の方が自ら亡くなったというニュースがありました。
私の好きな本「孤独と不安のレッスン」のあとがきで鴻上尚史さんがこう言っています。
「僕の言いたいことは、ずっと同じです。
死なないように。
死ぬぐらいなら、逃げて逃げて逃げ続ければいい。逃げ続けていれば、やがて再開する体力はつくだろうと僕は信じているのです。
大切なことはたったひとつ。どんなことがあっても死なないでほしい。」
誤解を避けるために言えば、鴻上さんはこういう、今のような場面を想定してこの言葉を言っているわけではないと思います。
でも、私は今この状況だからこそ、必要な考えだと思います。
今、日本中が本当に辛い状況だと思います。あの辛かった3.11の時よりもみんなピリピリしているように思います。
どうかお互い誰かを責めるのはやめて、そして自分を追い込むのはやめましょう。
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