こんばんは。ミーア(@shufumeer)です。
「テセウスの船」、いよいよクライマックス…次が最終回となりましたね。
今回も第7話を見たときと感情的には似てて、ただただもどかしい感じになってしまいました。感想と考察をまとめてみたいと思います。
そして3月21日現在、放送直後とはまた別の情報も入りましたので追記しています。
黒幕の今までの犯行について
黒幕がこれまでに行ったと思われることを整理してみました。
・心を送っていったあと、金丸と会っていた
・金丸を崖から突き落とした
・長谷川翼に青酸カリを取ってくるよう脅した
・心の捨てたノートと免許証を拾った
・和子たちの車の行く手を阻むため野菜のかごを置き、和子たちを誘拐して体育館まで運んだ
・みきおに「あれとってきてくれた?」と言われてシアン化カリウムを渡した
・文吾をスタンガンで攻撃して小屋に監禁し、みきおに青酸カリを飲ませた
・駐在所に心のノートを置きにきて、そこにわざわざ音臼村祭のチラシを入れた
・駐在所のワープロを工作し、青酸カリを佐野家の庭に埋めた
このうちのいくつかは別の人(またはみきお)がやった可能性もありますが、基本的には黒幕が行ったと思われることをあげました。
これらの情報も念頭において、改めて黒幕を考えてみたいと思います。
校長先生は敵?味方?
これまで、校長先生も怪しい人の一人だと思っていて、可能性が全くなくなったわけではないですが、9話を見てなんとなく、黒幕ではないような気がしてます。
しかし、やはり今回も真犯人候補をはっきりとは絞れず「誰が黒幕でもおかしくない」と思わせるようにできていましたね。
そして校長先生の息子がまた話題に出ました。最初のほうの回でも「心と同じくらいの歳の息子がいる」と言っていましたね。これはやはり息子も何かしら関係があるのでしょうか。
いやいや、俺は校長先生が犯人だと思うよ。
うーん、怪しいところが全く無いわけではないけど…
1977年の事件で徳本さんのお母さんが毒にあたった事件も、実は校長先生も関与していたっていう可能性もあるよね?
確かに心が校長室に行ったシーン、校長先生は最初、心のことを挑発していた感じがありましたよね。「私が関与していると思っているのですか」とか「佐野さんも大変な事件を起こしてくれましたね」みたいなことを言って、心の反応を見ているのかなと思いました。
「あなたは文吾を助けてあげてください」みたいなことを言っているのも、良い人に見せておいて罠っていう可能性もなくはないですが…私は校長先生は味方なのではないかと思っています。
でも、どうなんでしょうか。
徳本と井沢は?
徳本さんと井沢さんは、あれ、この2人が犯人だったの!?って一瞬思わせるシーン(穴を掘る)がありましたが、とりあえずは違ったっていうオチでしたね。
この2人が、今回の9話で良い人だったと見せかけて実は関わっている説も捨てきれません。
ただし、青酸カリを佐野家の庭に埋めた時間が「徳本と井沢が佐野家のみんなを連れ出している間」ということになると、この2人に加えてあと1人協力者が必要ですよね。
みきおはこの間入院しているのでこの間に埋めることはまず不可能、そうなるともう1人は誰?ということになります。
さすがに犯人がみきお以外に複数いるとはあまり思えないので、この2人も結局黒幕とは違うのではないかと思いました。黒幕だとしたら、この2人のうちのどちらか1人だけかもしれません。
しかも、最終回の前の回でこういう「埋める?」と思わせるミスリードっぽいことをしているということは、実は違うような気もします。少なくとも徳本さんは、野菜とか、お母さんが亡くなったこととか、なんか怪しく思わせすぎですよね。
井沢さんは、よく見たら予告で何かセリフを言っていますね。井沢さんが怪しいなあと思うようなシーンは今のところあまりないですが、何のために出てきたのかわからないので、意味深ではあります。
井沢を疑う声はネット上ではあまり見かけませんでしたし「実はこういう恨みがありました」とか最終話で初めて明かされる感じだったらちょっと予想のしようがないですね。
犯人はこの人だと思う
私は、木村さつき先生が犯人説を推していましたが、次回予告で「死刑にでもなんでもなればいいじゃない」と言っていたので、怪しいのは怪しいものの、黒幕とはなんか違うかなあ…と思いました。
今になってやっと、単にみきおのことを愛しているからかばっていたっていうオチなのかなという気がしています。
9話のさつき先生は現代の雰囲気近い鬼気迫る感じの雰囲気になってきているので、何かあるかもしれないとは思いますよね。
でも、もう伏線を回収するだけの時間があまり残っていないような気もして、さつき先生は単純にみきおを守りたい!という親心だけ、っていうことで終わるのでしょうか。
ただ、まだ犯人の動機に何かしら関わってきている可能性は捨てきれないです。
校長先生のところに来たのはなぜなんでしょうか。そして校長先生がさつき先生を見た時の目のシーンで、さつき先生は目線をそらした感じがしました。
当然のことですが「やはりここにも来ましたね」という校長先生のセリフは、普通に考えたらいきなりさつき先生に言うわけがないですよね。
何を指しているのかわからないですが、心について(何か調べまわっているとか未来のことを知っていて怪しいとか)あらかじめ2人で何らかの情報を共有していたということ前提になります。
それに、7話のさつき先生の家で何かを見た心さんのシーンがありましたよね。これは最終話で明らかになると思いますが、何を見たのかによってはさつき先生も絡んでいると思います。
そして、あと残っているのは正志です。結論から言うと、9話が終わったあとの考察として、私の予想は正志が犯人ではないかと思います。
理由は色々とありますが、やはりこれまで(というか9話で)最後のほうのシーン以外、他の登場人物とは違ってあまり怪しい感じの雰囲気では出てきていないこと。
あと、8話で徳本さんと話していた時に明らかに意味深な目線があったので、やはりそこなのかもしれないという結論になりました。
私の推測というか仮説ですが、正志が黒幕だとしたら、徳本さんを犯人だと思わせようとしたのかな、とも思いました。
たまたま梅の花の下で徳本と話したときに「徳本の母が亡くなった事件」の話題が出たので、これを利用しようと思ってノートにチラシを入れ、徳本母が亡くなったことまで調べさせることを誘導した。とか…?和子たちが行く道をふさぐために「野菜を置く」なども含めて徳本を犯人だと思わせたかった気がします。
そのほかの理由としては、田中義男さんが絶対に殺されていることと、正志のお母さんの件があるし、令和の時代で殺されているので、やはりこの中で圧倒的に怪しいのは正志しかいません。
本当にそうかな
次回予告で文吾が罪を認めることになっている(?)
9話が終わってから一番驚いたのは、公式サイトの次回予告で、文吾が「一連の事件の連続殺人の容疑を認めた」と書いてあることでした。
→3月21日現在、その文言が公式から消えています。ただし最新の予告の中には「俺が犯人だ」と文吾が言っているシーンがあります。
文吾は黒幕が誰か分かって、または脅されてわざとそう供述したのかもしれませんが、それにしたって、罪を認めることのメリットがないですよね…正直びっくりです。
予告でこの新聞っぽいものが映っているのですが、よく見たらこれは新聞ではなく、新聞っぽくしてワープロ?で作ったものを紙に切り貼りしたものに見えますね。黒幕からの犯行予告でしょうか。
文吾はこれを受け取って家族を惨殺されたら困るので「自分がやった」という供述をしたのではないかと予想します。黒幕とみきお、相変わらずやり方が最悪ですね。
あと、未来の文吾がずっと咳をしていたのも気になっているので、未来にもう一度行くかな?と思ったりもします。でも時間ないですよね。
それから、小藪さんが9話からいきなり出てきたことについて(過去の因縁について)も最終回で説明されなければならないと思うので、本当に時間足りるのか?と心配になってしまいます。
そしてみきおはどうなるのでしょうか。
普通に考えて9話では黒幕にハメられた感じの展開になっていたのに、予告で「計画通り」とか「計画変更だ」みたいに明るく言っているのは…ちょっと意外です。まだまだみきおVS心みたいな感じになってますけど…
とにかく、最終回を前にして色々と謎だらけです。
本当にハッピーエンドになるのでしょうか?どう物語が終わるのか、放送が待ち遠しいですね。
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