UR賃貸住宅の退去査定に立ち会ったので準備と一部始終をレポート【一時査定が来るまで編】

住まい・暮らし
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こんにちは。ミーア(@shufumeer)です。

このたび、お世話になったUR賃貸住宅を退去することになったので、謎が多いURの退去査定について詳しくレポートしてみます。

いきなりですが、賃貸住宅の退去の査定って、普通は荷物が全部無くなってから契約最終日に業者に立ち会いを求められてチェックされるというイメージですよね。

でもURは違って、退去の前に、荷物が置いてある状態で査定を行うらしいんです。

コアリン
コアリン

荷物が置いてある状態で??どうやって査定するの???

査定の方法はともかく、退去費用はできるだけ抑えたいですよね。

どんな感じになるのかわからないですが、とにかくなるべく対策していこうと思っていました。

退去の申し出を行う

まずは、退去の申し出をします。ちなみに、URが退去の2週間前に通知すればOKということになっている点はありがたいです。民間の賃貸だったら1ヶ月前、厳しいところならば2ヶ月ほど前に通知しないとダメというルールのところもありますからね。

ミーア
ミーア

すみません。引越しをするので退去の手続きをお願いします。

事務所の方
事務所の方

分かりました。こちらにご記入をお願いします。

URでは退去の際は「賃貸借等契約解除届」を提出することになっていますが、ネット上でダウンロードできたり入居時にあらかじめもらっているものではなく、住んでいる団地の事務所に行って所定の解除届をもらい、その場で書くことになっています。

事前に電話して聞いたところ、身分証明書と印鑑と賃貸契約書を持参して事務所に来るようにということでしたが、私の場合、契約書の提示は求められませんでした。

事務所の方
事務所の方

退去の査定をさせていただく日程はいつにしますか。

ミーア
ミーア

◯日に退去なんですが、その日は夕方に荷物の運び出しが終わるので、◯日の当日中は難しいですか?

いえいえ。査定は事前にしますので当日の立ち会いは不要です

査定終了=退去日になると思っていたので、引越し当日中に査定を終わらせたい!と思っていたら、予想とは全然違う方向からの回答でした。

URの退去査定方法

当日荷物を運び出して以降の立ち会いは必要なく、退去翌日以降にURが査定に入り、こちらの負担する費用が確定するそうです。(ちなみに家賃がかかるのは実際に引っ越しをした日まででOKのようなので、そこはありがたいですね。)

でもそれとは別でURの担当者が査定のポイントとか見るところを事前に説明しに来るとのことでした。

これがいわゆる「一時査定」で、説明とはいっても実際に家の中の各箇所を見るらしいので、やはり荷物をほぼ全部片付けて掃除を終えた状態じゃないとダメなのでは?と思って心配になりました。

実際、検索してみると私と同じように事前査定に来られ、その時にここの修繕費用はいくら、と具体的に言われたという方を何人か見かけました。

中には「退去までに掃除したらいいと思っていたら、事前査定時に費用が決まったので掃除しておいたらよかった」みたいな声もあったので心配で再度問い合わせしたのですが、やはり事前査定は費用の決定ではなくて査定する箇所の説明なので、不明点はその時に質問してくださいと言われました

コアリン
コアリン

本当に説明だけなら、事前に来てもらう意味ってあるのかな?

確かに、あくまで「説明」ならば、一次「査定」ではないのでは?と思ったりしました。退去後の立ち会い不要は助かりますが、どこに費用がかかるかを事後に知らされるのは、少し心配です。

一時査定に向けて事前準備

とにかく事前査定の日程を調整してもらい、退去の数日前にお願いしました。

管理事務所の方には「清掃した状態でなくてもいい」とは言われましたが、清掃した状態で見てもらって「この程度でいいのか」をチェックしてもらいたかったので、極力掃除を終わらせるようにしました

ちなみにURは「原状回復等のご案内」という見開きのパンフレットを作っています。点検の箇所の記載や、お客様負担が生じたときの例も載っていたので、少ない情報源として(?)それを参考にして徹底的に掃除を進めました。

このページの最下部に掲載されているPDFファイルがちょうどそれと同じものです。

住まいのしおり(居住のご案内)
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)の公式サイトです。

ちなみに事前査定はパスして、事後査定(URに任せる)だけという選択肢も取れるらしいです。でもその場合は「立ち会いができませんので、この査定を都市再生機構業務受託者に一任し、退去時修理費等負担額の査定について異議を申しません」という項目にチェックする必要があります。

「異議を申しません」ってサラッと書かれてましたが、査定結果見ないと異議を申さないかどうかなんてわからないですよね?

ミーア
ミーア

URだし、法外な金額は請求しないだろうけど、ちょっとね…

コアリン
コアリン

あとで10万とか20万とか言われても異議を申さないってことになるよね(笑)

事前査定日時は、私の団地では平日しか選べませんでした。

私は仕事上余裕がある時期だったのでよかったですが、忙しい時であれば平日休むのも難しいので、働いている方はご注意ください。

費用が取られそうなところはどこ?

それでは、具体的な対策についてです。

まず上述のパンフレットやこれまで査定を受けた方のブログなどを参考にして、重点的に掃除したほうが良いと思われる場所を確認していきました。

それをふまえて、特に料金を取られそうだなと思う場所はこんな感じです。

・フローリングのしみ
・マットを敷いていたところの変色
・お風呂の床の汚れ
・ガスコンロ周りの壁と換気扇(レンジフード)の油汚れ
・シンクの排水溝の汚れ

このへんの清掃費用を取られているケースを多く見かけました。

負担費用は意外と少なかった」と書かれている方もいましたが、URのパンフレットには見逃すことができない一文があったのです…。

お客様の住まい方や住宅の間取り・広さ等により金額は異なってきます。参考ですが、平成29年度に西日本支社管内のUR賃貸住宅を退去されたお客様の平均金額は約4万6千円でした

コアリン
コアリン

4万6千円!?高くない???

ミーア
ミーア

やっぱりあれこれ色んな所で費用取られちゃうんじゃ…(震え)

実際、私は他の賃貸での退去経験でもお金を取られたことがないので、1万円でも高くない??と思ってしまいます。貧乏性なので。笑

キッチン

一番費用取られるかもと思ったのはキッチンでした。排水溝は汚れないようになるべく掃除していたので汚くはないのですが、水垢などは完全には落ちません。

シンクはともかく、問題はガスコンロ周辺ですね。

コンロは経年汚れもありますが、五徳に焦げがついてしまって完全には落ちきってないところがあります。五徳はつけおきして極力落としましたが、ピカピカにはならず、一体どこまで落とせば良いのだろうか…と悩みました。

あとは換気扇です。うちの換気扇はプロペラタイプのもので一見汚れは目立ちませんでしたが、外してみると裏側には油汚れがついていて、ベタベタするので全部取り外して洗いました。

まじで汚かったです。

外したあと。
掃除してベタベタがなくなりました

あとはコンロの周りの壁も油汚れはやはりありました。時々拭き取ってはいたのですが、こびりついているものがあるのでセスキ炭酸ソーダをふきかけて念入りにとっていきました。

お風呂

次に苦労したのがお風呂です。

まず床の汚れを念入りに掃除し、ドアの下のパッキンが結構汚れていたのでパッキンを一度外したりして、マジックリンで丁寧に洗いました。

排水溝も念入りに掃除しましたが、奥のほうは届かず、これもまた、どこまできれいにしたらOKなのか…

あと、URのパンフレットを見ていたところ、浴槽のエプロンの裏の汚れでお客様負担になった例が掲載されていて、ちょっとびっくりしました。民間の賃貸ではそんなところまで点検されたことなかったので…

コアリン
コアリン

ちょっと待って、エプロンって何?

ミーア
ミーア

私も知らなかったんだけど、浴槽のサイドが蓋になっていて外れるの。そこが汚れていて料金取られたらしいよ。

コアリン
コアリン

え、今まで一回も掃除したことないけど…

こういうところを色々指摘されてしまったら、数万請求の例があるのもちょっと納得がいくなあと思いました。怖いです。

というか、「事例に載っている=掃除しなきゃダメ」なんだろうなと思ったので、重い腰をあげてエプロンを外しました。「私もやろうかな」と思った方がもしいたら、結構重いのでぎっくり腰にならないように注意してくださいね。

汚いので画像注意です。最近まで外れること自体知らなかったので引かないでくださいね…(言い訳)。

外した状態(初)
掃除後。

トイレ

続いてトイレです。トイレは別に大した問題はないと思っていたのですが、一つ大きな問題がありました。トイレマットを敷いていたところが明らかに少し色が変わっているのです。

まずいと思って色々な掃除用品を使ってみましたが、薄くなりません。厳しいURさんのことなので、これは指摘されそうでがっくり来ました。

フローリングとその他

フローリングについては、今の部屋のフローリング、本当に汚れが目立ちやすい色で…日々の掃除にも結構苦労してきました。

キッチンの下は野菜とか飛び散りやすいので日頃から気をつけていたのですが、細かい汚れは結構ありました。

それから、クロスにも傷みたいなものはいくつかあります。(URは古いのでどうしても前の住人の時から残っている壁の傷もあり、どう見分けるんだろう?入居前からあった傷は記録してくれてるのかな?と思ったりしました)

まとめ

以上、査定準備編でした。とにかく、わからないことがたくさんあるので査定に来る方にはあれも聞いて、これも聞こう!と思って備えておきました。

次の記事では実際に査定に来られてから&査定結果を書いていますので、よかったらこちらもあわせてご覧ください。

それではまた。

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