こんばんは。ミーア(@shufumeer)です。
待ちに待った「半沢直樹」新シリーズがついに、満を持して放送されましたね。
我が家でも新作をとても楽しみにしていたのでリアルタイムで観ていたのですが、いくつか思ったことがあるので感想を書いていきたいと思います。
結論から言うと、期待どおり面白かったし楽しめたのですが、ただ、個人的にはそこまでハマらないかもなーと思ってしまう部分がいくつかありました。
今年冬に放送されたスピンオフドラマ「エピソードゼロ〜狙われた半沢直樹のパスワード〜」がすごく面白くて好きだった分、本編にも期待しすぎてしまったかなあと思います。
市川猿之助さんの存在感
今回、前作でおなじみの香川照之さんのいとこである市川猿之助さんが悪役として出演しています。
最初からかなり凄味のある演技で、とても注目されていますね。
やっぱ香川照之と似てるなあ…
うん、すごく似てた。歌舞伎役者さんだけあって、表情の演技がやっぱり上手だね。憎たらしさがすごかった。
というか、尾上松也さんもそうだし、半沢直樹に出てくる役者さんの歌舞伎界率が結構高いことに気が付きました。笑
最初からこんなに化けの皮が剥がれているというか、クライマックス近いくらいに嫌味たっぷりな演技で出てくると思っていなかったので、今後どうなるの?と思いました。
突っ込みどころが多い点について
これはドラマなので仕方がないと分かっていますが、結構それはちょっと…と思ってしまうような設定が目立った気がします。
いくつかは仕方ないなーと思って観てたのであまり野暮なことは言いたくないですが、不自然な設定が多いので、もう少し監修とか入れてほしいなとも思いました。
半沢、怖い
シリーズ前作でもそうでしたが、半沢の怒鳴り率が上がってて前回よりエスカレートしたような…
他の悪役はともかく、主役の半沢はここまで怒鳴ったりしてましたっけ?
その部分を指摘するものではないと思ってますが、地味に気になるというか、そういう演出はここまでオーバーにしなくてもいいような気がします。
フィクションなんだからいいでしょって思う人も多いかもしれませんが、全体的に管理職としてちょっと…あまりにも事あるごとに大声で怒鳴りすぎな気がします。
詰問すべき相手への攻撃の場面ならそれでもいいんですが、賀来賢人を探していたときも「どこへ行ったんだ!」みたいな感じで部下の今田美桜に対してすごい剣幕で怒鳴ってましたよね。笑
え、そこも怒鳴るの??と思いました。私が今田美桜の立場だったらこんな上司絶対怖いです。
半沢部長に憧れてたのに、この人パワハラ気質でこわーい…って思っちゃいそう。
いちいちメールでやり取りが謎
私は銀行に勤めてたわけではないですが、重要な件のやり取りってメールで記録を残さないほうがいいっていうのはリスクマネジメントの基本では…?
っていうのは誰もが思いましたよね。
でもまあそうしないと、証拠を見つけてやった!みたいなストーリーの展開にはできないから仕方がないのかな…
あと、メールのサーバーの受信記録ってそんなに簡単に削除させていいの?って思った。笑
現実的には、そのくらい企業内で不正等を暴いたりするのは難しそうですが、確かに小さい会社ならセキュリティ管理や社員の意識が低いところもまだ存在するとは思います。
でも、そのあたりが特に厳しいのが金融業界だと思いますし、この物語の舞台は大手銀行とその子会社ということで、ちょっと設定に苦労はしそうですね。
時間外取引って盲点なの?
今回、同期からの情報を事前に得ていたのに、時間外取引について気が付かなかった半沢たちに少し違和感を感じました。
もちろん一般の人であれば知識がないとわからないとは思いますが、それって社員の人たちや半沢がみんな気が付かないものなの?と…
視聴者に用語解説しなきゃいけないからそうしたのかな?
あと、M&Aの件について居酒屋で大声で喋りすぎですよね。せめてもう少し人がまばらな場所にするとかのほうがいいのでは…といつも心配してしまいます。笑
時代の流れが変わってきたことの影響
これは半沢作品の問題ではなくて、完全に時代背景のせいなので気の毒なのですが、今は前作がヒットしていた時と少し世の中のムードが違いますよね。
特にコロナ流行があったのが大きいと思いますが、「半沢直樹」のようなテーマの作品が以前ほど働く層の関心に沿ったものではなくなってしまったところはある気がします。
もちろんこの物語は、コロナは関係なく存在する問題を扱ってはいますが、働き方が考え直されてリモートワーク等の違う方向に関心が向いている分、前ほど盛り上がっていないのかも…と思いました。
あとは、パワハラ的なことは近年かなり問題視されてきてるので、半沢の銀行のような体質の会社は、これからはどんどん減る傾向にあるのかなと個人的には感じています。
面白かった点と今後の期待
スパイラルの社長を演じる尾上松也さんが個人的には好きで、今回出てるのが嬉しかったです。賀来賢人演じる森山との友情の行方も気になりますね。
私はなんとなく、角田晃広さん演じる三木は今後、半沢達の味方になるのではないかな、と予想しました。最後の一幕の中でちらっと映った時、後悔してそうな眼差しがあった気が…
仕事はできなかったりどんくさかったりするものの、実はあまり悪に加担したくないと思っているようなポジションであってほしい気がします。
セントラル証券の出向組で出ている人が全員敵みたいな感じだと面白くないので、銀行に異動で戻った後、何らかの形で半沢を助けてくれたらいいなと思いました。
それから、井川遥さんも何かのキーパーソンになれば面白いですね。
大和田さんが今回も出てくるのは盛り上がるよね。香川照之好きだから嬉しいな。
あと、今田美桜がかわいい!!全体的に殺伐としているストーリーの中でかなり良い癒しポジションだと思う。
そういうわけで、色々言いましたがこれからも楽しく見ていきたいと思います。それではまた。
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