こんばんは。ミーア(@shufumeer)です。
「テセウスの船」、回を追うごとに気になる展開になってきましたね。
あまり大きな動きのなかった7話から一転して、かなりドキドキの8話でしたね。頭の中の整理に時間がかかってしまいましたが、今回も感想と考察をまとめてみたいと思います。
第8話で裏切られた予想
今回(8話)の予告で「みきおが狙われて死んだ?(毒を飲んだ?)」と思わせられるシーンがあったので、てっきりお楽しみ会の場で何かが起こるのかと思っていました。
そして、8話からは真犯人と佐野家との対決ということで完全にドラマ版のオリジナルストーリーになるのではないかと思い、みきおよりももう一人の黒幕が誰かということに目がいっていました。
そうです、私は予告のイメージに惑わされていたので、「真犯人チームは計画を変更していてお楽しみ会の日は何も起こらない」という展開は正直予想していませんでした。
思った以上にまだみきおの憎たらしい祭りになってしまった回でもありましたね。
完全に騙されたね
みきお賢い!!心さんじゃなくても騙されちゃうかも
でも、結果的に8話の最後ではみきおもやられてるけどね
そう、結局みきおが黒幕に裏切られた展開があったのは事実なので、今後はその黒幕の動機を探ることと惨事の食い止めというストーリーになっていくんでしょうね。
12年前の音臼村祭について
終わりの方で正志と徳本が話していた「あんなことがなければ」については、気になるところです。
これが恐らく予告に映っていたチラシの「音臼村祭」のことなのでしょうね。黒幕の動機に大きく関係があることなのだと思います。
1977年にあった音臼村祭のチラシが挟まれているユキノートを(駐在所で?)心が見つけているように見えました。「ここで何かがあった」ことを匂わせているので、流れ的に「あんなこと」というのもこの時に起きた事件の可能性が高いです。
同時に、予告で文吾が表彰状のようなものを持っている写真も意味ありげに出てきていました。「賞誉」と書いてあったので、恐らくこの事件で文吾さんの手柄があって表彰されたのでしょう。
そしてこのことをよく思わない黒幕が文吾さんに恨みを募らせた、と考えるのが自然ですよね。
しかし黒幕はなぜ、わざわざこの事件のヒントをノートに挟んで仕込んでおいたのかというのも気になります。
たまたま心が知ったわけではないとなると、わざわざこれを見つけさせるように仕向けたのは、また罠が待っているということでしょうね。佐野家にとって有利になるようなことはしないと思うので…
それか、もしくはこの事件をずっと根に持っているということを文吾が意識していないので、そのことを知らせるためにやったことなのか。
問題解決の鍵となる事件であろうことは間違いありません。
真犯人は誰?
今回、真犯人候補が前回よりも絞られるのではないかと思ってたけど、そうではなかった…
正直予想が難しくなってしまいましたが、私が8話までを見て思ったことはこんな感じです。
大人のみきおはタイムスリップしていないかもしれない
みきおの口から「未来のノート?」という発言が出てきましたよね。そして、「それよりタイムスリップのほうが気になるよ」みたいなことを心に言っていました。
原作では、大人のみきおもタイムスリップしてきて子どもみきおに助言するような形をとっているので、今回も過去に一緒に大人みきおが来ているのでは?と予想している人も多いようです。
9話で「実はみきおもタイムスリップしてました」となる可能性が全否定できるわけではありませんが、黒幕は大人みきおではない別の人ではないかと思います。
確かに、みきおも過去に来ていると考えたほうが辻褄が合うことも結構ありますが(ボイスレコーダーをタイミングよく拾うなど)スタンガンでみきおを気絶させた人物の説明がつかなくなってしまいます。
あと、この観点はちょっとずるいかもしれないですが、原作と同じ展開にはしないんじゃないかなと。
とにかく8話を見る限り、みきおが黒幕と手を組んだ理由としては、やはり動機は原作と同じ「鈴のヒーローになりたかった、独り占めしたかった」ということなのですね。
木村さつき先生はやはり怪しい(前回に引き続き)
木村さつきはやはり怪しい説を捨てられないなと思いました。
黒幕ではなくても、8話の時点で何か現代の世界の「怖いさつき先生」に通ずるものがあった気がしました。(文吾に対する嫌な感じの態度など)
なぜそこまでみきおを庇うのかよくわからないシーンも多かったですし、何か訳ありな感じ。
ただ教師としてみきおが心配で、ということであっても「そこまでしなくてもなあ」と思ってしまうし、一緒に帰る?とかも、距離が近くなりすぎている気がします。
もしかするとこの頃からみきおの何かを知ってしまっているのではないかと感じました。
前にも考察で書きましたが、みきおへの愛から文吾を恨んでいるというだけではなく、何か個人的な怨念に繋がる出来事が他にもあるのではないでしょうか。
ここからは私の想像ですが、さつき先生は昔、誰か村の人の子どもを妊娠していたのかもしれません。それが12年前の事件で何らかの形で子どもを失うことになったとか…
やはりさつき先生に関しては、何か恋愛が絡んでいるような気がしてなりません。
あと、前回の話で心がさつき先生の家に入らせてもらったとき、何か物音がして、心が反応して何だろう?となったシーンがあったのも気になっています。
徳本と正志について
このへんが怪しいというのは8話で濃厚になってきましたよね。
まず、正志は前から怪しかったですが、徳本はあまり今まで出てきていませんでした。
なのにここに来て怪しさ満点になってきているので、ちょっと謎です。可能性は薄いのではないかと思っていましたが、例の正志との「あんなことがなければ」発言でわからなくなってきました。
徳本も何らかの形で事件に協力している可能性はあるかもしれません。
特に、車で和子を運んだりしたとき、道に野菜がおいてあったので単純に考えて農家の徳本が怪しいとみんなが思うわけですよね。
ただ、これに関してはあまりにもあからさますぎて逆に怪しくないというか、誰かが徳本に頼んで野菜を調達し、徳本だと思わせようとした感もありますね。
次に、正志です。
正志に関しては、徳本との会話から「お母さんは12年前の件で亡くなっている」ということがわかりました。事件に巻き込まれたという感じのニュアンスだったので、被害者っぽかったですね。
そして正志のお父さんの義男さんは結局どの世界線でも平成元年に殺されていることになっているので、やはり怪しいです。
正志は、お母さんに対しては思い入れがあったように話していましたので、「あんなこと」があったとき以来、何か理由があって義男さんに対して何らかの恨みを持ったのでしょうか。それで村を出て、時々介護で戻ってきていた?
そして義男さん自身もなにか怪しげな詩を書いていたので、12年前の「あんなこと」に関わったか巻き込まれたかで、闇を持ってしまったのかもしれません。
犯人の一人と確定しているみきおも頻繁に義男さんの家に出入りしていたし、犯行に関わったと思われる長谷川翼も以前に義男さんの家に来ていたので、そういう点でも怪しいです。
「義男さんの家に出入りしていた人」はほとんど全員、一連の事件に関わっている説もありえるかと。
やはり正志が黒幕の可能性はありますね。
校長先生が何も関与していないのは変
校長先生は、さすがに何かは知っていると思います。
1977年の音臼村祭のポスターの絵、多分校長先生が書いたものですよね。そうでなければ、さすがにこれまで出てきた「鉛筆を削る」意味深なシーンもよくわからないです。ただのミスリードということもあるのかもしれませんが、ちょっと匂わせすぎな気が…。
平成元年の事件での犯行予告の絵のタッチと非常に似ていますが、犯行予告の一連の絵はみきおか、校長先生とは別人(つまり黒幕)が書いた線もあります。
校長先生があの事件に関連した奇妙な絵を書いたというよりは、誰か「校長先生の教え子が描いている」のかも。校長先生が田中義男さんの家に出入りしてノートを書いていたとは思いにくいので。
絵のことはおいといて、ポスターの最下部に、実行委員会の名前で石坂校長の名前が書いてあるのも映ってました。
となると、校長先生は徳本や正志が話す「あんなこと」の内容が分かっているはずなので、もし事件に関与がないのであれば、平成元年で奇妙な事件が起こっていることに警戒するのではないでしょうか。
余計に、文吾の「お楽しみ会はやめよう」についてもう少し反応してもいいのではないかと思います。
テセウスの船の最終回はどうなる?プロデューサーの意味深発言
実は、TVガイドにテセウスの船のプロデューサーの方のお話された内容が載っていると知りました。
誰が真犯人なのかは知らない出演者もいるらしく、主演の竹内さんには誰が真犯人か明かしたそうで、竹内さんは驚いていたというエピソードもありました。
驚いていたっていうことは、意外な人物が真犯人なのかな。
でも、竹内涼真はあえて原作を読んでいないみたいだし、あまり先入観なく役に入り込んでいるからそう思った可能性もあるよね。
やはり最後はハッピーエンドになると信じています。
ここまで報われないこと続き、うまくいかないこと続きの佐野家の皆が一つになる結末が待っていることだと思います。
今回は、和子の「私はこの村を出ない」の発言に泣かされました。佐野家の一家みんなで幸せに過ごせる未来が来てほしいですね。
ただ、謎が多すぎるので、最終回までに全部の伏線が回収されるのか、どんなふうに展開されるのか、非常に気になります。
また来週を楽しみに待ちましょう。
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