こんばんは。ミーア(@shufumeer)です。
前回、こちらの記事でURの退去にあたって査定の詳細と準備を中心に紹介してきました。
今日はその続きで、いよいよ一時査定されたときの話、そして退去後の最終的な査定結果について書いていきたいと思います。
この呼び方が正しいかは知りませんが、以後、一時査定に来られた方については「査定人」という呼び方にしておきます。笑
査定人、来る
URの査定を受けた方のブログを見ていたところ、査定に来られた方について「人の良さそうな感じだった」と書いている方が複数いらっしゃいました。
そういう方が担当だったんだな、くらいにしか思っていませんでしたが、思わず「あれ?同じ人?」と思ってしまったほど、なんかもう、すごく良い人そうな感じの方が私の所にも来られました。
イメージでは「ここはこういう傷がついてますねえ」とか色々言われて、バトルしなきゃいけないんじゃないかと覚悟してました。笑
さて、事前に言われていた通り「どこを査定するかのポイント」を教えてくれるということで、まず入居時に払っていた敷金の金額と、最終月の日割の家賃がいくらなのか改めて教えてくれました。
言い忘れていましたが、最後の月の家賃は日割りになるところがURのいいところですね。そして最後の月の家賃は敷金から引かれます。
一時査定の時に署名を求められた
一時査定の時点では、確かに詳しく見たりしないので「負担金額がいくらになるのか」ということに関する言及はありませんでした。
過去の他の方のブログやサイトでは負担金額明細のようなものが渡されたケースを見かけたのですが、私の場合は金額の明細を書いた紙も渡されませんでした。もしかすると以前は一時査定でもある程度しっかり見ていて、ここ何年かの間に査定方法の見直しがあったのかもしれません。
一時査定は「説明だけ」ということだったので、サインなどをする場面はないと思っていたのですが、しかし実際はこんな場面があり、署名する機会はありました。
今日は一時査定になりますが、二次査定についてはお客様が退去された日以降に、私一人で入ってやらせていただきます。
はい、わかりました。
じゃあ、すみませんがこちらにサインをお願いします。こちらにお名前と、ご印鑑と、今日の日付を…
渡された書類が何だったかというと、「二次査定はURにおまかせします」ということ以外に(一字一句はっきりとは覚えていませんが)「最終査定の結果は、今回の査定内容と相違がある可能性があることを了承します」みたいなことも書かれていたと記憶しています。
ちょっと待てい!!(千鳥の相席食堂風)
こちらが負担する金額が決定してから(負担金額の明細等を見てから)サインや捺印をするのが普通ではないのでしょうか…?と思ってしまいました。
別にURのことを疑ってるわけではないのですが、これだと不当に高額な負担をすることになっても「でもあなたサインして了承しましたよね。」で終わってしまいます。
サインするのは査定が終わってからではダメですか?まだ金額が決まっていないですよね。それを見てからにしたいのですが。
えーと、お客様が最終査定に立ち会ってもらうわけではないので、終わってから、というのは、その…
なぜ事前に書類にサインしないといけないか聞いてみたもののよく分からなかったというか、査定人の方が困った様子でした。(困らせてすみません)
「二次査定には立ち会わないのでURにお任せすることの了承ですか?」と言ったら「はい…」と言われたので(書いてあったのはそれだけじゃないと思うけど)、抵抗ありますって雰囲気出しながらサインしました。
金額がわからないのに先に了承だけするなんて私は嫌ですうーー!!というニュアンスは伝わったとは思います。
とりあえずそういう態度をとっておいたほうが、納得がいかない請求があった時にも多少取り合ってもらいやすいと思うので…
確かにURが不当な請求をしてくるとは思わないけど、不安だよね。
各箇所の査定ポイントの説明
先にサインもしたことなので、しっかりと査定箇所の説明を聞くようにしました。
「台所で見るポイントは流しとか、ガスコンロとかコンロ周りの壁、換気扇ですね…」など、事前に想定していたようなポイントについてサラッと説明がありました。
このとき、実際の箇所をまわってはくれますが「この状態ならOKです」とか「ここはちょっとダメそうですね」などと向こうから言ってくれるわけではなかったです。
ちなみに私は排水溝やフローリングを見えるように出しておいて、質問できるようにしておきました。
ちなみに、台所はこの感じだったらどうでしょうか?
うーーーん、ないとは思いますけど…ちょっと…全部点検したわけではないので、今の段階で私からはっきりとは…
と、あまり見てない感じと「明言は避けたい感」を出されていました。笑
事前査定は噂通り、説明しかしない回なんだね。
一時査定は夫はいなくて私だけで立ち会いましたが、URだけではなく賃貸住宅の退去査定はできれば複数人で対応のほうがいいかもしれないです。
さらに、料金取られた事例がパンフレットにあったのでお風呂のエプロンの掃除もしたのですが(前回の記事参照)、これでいいか確かめてもらいたくて、外して見せようかなと思っていたところ・・・
あの、ここのお風呂の外れるところも点検するんですよね?
そこはもう、いいですよ。掃除するの大変でしょう?(にっこり)
真面目にパンフレットを読んでいたので「え、それはいいの!?」ってなった瞬間でした。
(エプロンの掃除大変だったんだけどな・・・)
査定人はよかれと思って言ってくれたのだと思うので超ありがたいですが、お金取られた事例の人がこんなこと知ったら不公平に思っちゃうよね…って気がして複雑でした(小声)
点検される箇所に入るかどうかが気になる方は、一時査定で聞いてみるのがおすすめです!
気になるポイントを確認
トイレのフローリングに長いことマットを敷いていたところに日焼けっぽい変色があり、これについてはどう判断するかということを聞いてみました。
ここが日焼けして少し色が変わっているのですが取れなくて。退去までに取れなかったら料金は大体いくらになりますか?
うーん、そうですね。500円くらいですね。
ここで具体的な金額が初めて出たので少しホッとしました。もしかして何千円とか単位で取られるかなー?と思っていたので。
さらに、URは基本エアコンがついていないところが多いですよね。自分でつけられている方、エアコン周りについても地味に注意が必要です。
エアコンを外した後、ホース用の穴をふさぐためのスリーブキャップ(元々ついていた)が複数あり、ネジみたいなものもあったので、最後にどれをどう付けておいたらいいかわからずに聞いてみたところ「とりあえず全部置いていってください」と言われました。
全て自力で元通りにしてください!とか言われちゃったらどうしよーと思っていたけど、良心的に対応してくださってありがたかった。
このように色々と不安な点を質問し、15分くらいで査定人の方が帰っていかれました。
お金を取られたくない!という方は、一時査定では話を聞くだけではなくてこちらから積極的に質問をするということと、それをふまえてきっちり掃除するということをすれば良いかと思います。
あと、不安な箇所はできれば一時査定の前にある程度掃除しておいて「この状態ならどうですか」と言って聞くのがおすすめです。さすがに全箇所は聞きませんでしたが、それなりには答えてくれる感じでした。
気になる査定結果は!?
退去して5日後くらいに、査定結果が郵便で届きました。
URから郵便届いてたよ。これって…
査定結果だ!!開けてみよう
封筒が結構分厚かったので、何が入っているんだろう?と思って少し嫌な予感がしましたが、開けてみたら最終査定時に撮られた写真がきちんと添付されていました。
最終査定はUR側だけで査定されるのだから当然かもしれませんが、こうやって証拠となる写真を添えてくれるなら納得できると思いました。
えーと…修理費負担額、1644円。
あ、思ってたより安い。
では、費用をとられた項目の詳細を紹介していきます。まずはフローリングです。
キッチンのフローリングは妥当というか、仕方がないかなと思いました。汚れが目立ちやすいフローリングだったので小さなシミが目立ってしまいやすいというのもありましたが、ここはしつこく掃除したものの、いくつか取れにくい感じの汚れもあったんです。
ただ、写真にあったシミで「これは普通に水拭きで取れそうなのに見逃してたか…」と思うようなものがありました。他の賃貸に比べて基準は少し厳し目だなと思いました。
続いてトイレです。
便器はちょっとやられたなって感じです。トイレは一通りの掃除はしてましたが、査定人に質問していたフローリングのやけに囚われていて、便器は他の箇所よりも丹念に掃除できていませんでした。
それで便器に細かい汚れがあったようで、写真では便器に小さいシミが映っていました。
正直これもサッと拭いたら取れそうなものに思えましたが、確かに汚れは写真に映っていたので、仕方ないなと思いました。
そして次が最後です。
ん?????
(ギクッ)
引っ越しの荷物を運び出す時、私は先に新居に移動して鍵を開けに行っていたので、旧居では夫に最後のチェック・引越し業者の運び出しの立ち合いをお願いしていました。
何も荷物を残していない状態で鍵を締めたはずが、おそらく最後の掃除で使っていたと思われる拭き掃除用のシートがフローリングに1枚落ちている写真がありました。
急いでたんだよね…
ご、ごめん。チェックしたはずなんだけど…
押し入れの一番上の段に梱包用のプチプチが1枚残っていたみたいなのですが、奥のほうにあって2人とも見逃していたみたいです。量としては少ないのに、これだけで処分料が323円かかってしまうのは地味にもったいないです。
立ち会い査定をすればその時に気がついて持ち帰ることができますが、思いがけない残留物に気づけないのが立ち会いなしのデメリットです。
置き忘れがないように準備してたつもりだけど、引っ越しってバタバタするし…こういうミスはありがちかもね。
荷物を運んでから、落ち着いてもう一度くらいはゆっくり点検したほうがいいね。
あと、残留物で言えば蛍光灯のジョイントみたいな天井につける部品も取り外しを忘れてました。本体を取り外して終わった気になっていましたが、これは引っ越し業者さんが教えてくれて助かりました。
査定を終えての感想
民間の賃貸に住んだ時(それぞれ3年や5年住んで退去費用0円)よりもしっかり掃除したつもりでしたが、それに比べると全体的にちょっと査定が厳しいなと思いました。
もちろんURは民間に比べて初期費用が安かったりのメリットがあるし、請求費用も多くはなかったので不当とは思いませんでしたが、民間と同じレベルで考えていると結構取られるかもしれません。
私達の凡ミスもありましたが、明らかなシミ・汚れとして認識していたのはトイレマットをひいていた部分くらいで(でも、そこは結局負担なしだった)それ以外の箇所は、他社なら費用負担なしと判断されるケースがほとんどかなと思いました。
でも、このくらいの費用は元々安いURに住んだ自己負担額としては妥当な範囲だと思います。
事前に「ここが…」と相談していたところもそうだけど、請求にあがらなかった部分で多少は目を瞑ってもらった箇所もあった気がする。
例えば窓のサッシやベランダも夫と何回も掃除したのですが、雨が多い時期で、雨風がくるとすぐまた汚れてしまうんです。一応それも事前に言っておいたので、今回請求はありませんでした。
とにかく、費用がこれだけですんでよかった!
そうだね。敷金がほとんど返ってくるのは本当にうれしいね。
査定結果が送られてくるまで自己負担金額が分からないのはハラハラしましたが、結果的には良心的な負担額だったのでよかったです。
最後に
色々と言いましたが、UR賃貸住宅に住んだ満足度は全体的にとても高いし、対応もよかったので感謝しています。
民間の賃貸を選ぶ時は、不動産会社・仲介業者の対応や家主さんなどのことも気になりますが、URの場合はそのへんの当たり外れを気にする必要がないですし、費用の割に住宅の設備がよく、対応もしっかりしているのでおすすめです。
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